2016年にデビューした、坂道グループ第2弾の「欅坂46」。
デビューシングル「サイレントマジョリティー」から現在まで、全ての表題曲でセンターを務めているのは、1期生の最年少メンバー・平手友梨奈さんです。
楽曲を自らの身体に憑依させているかのような、全身全霊で表現するパフォーマンスで圧倒的な存在感を示し、その高いカリスマ性で唯一無二のアイドルとして様々な層から支持を集める彼女。
デビュー当初からセンターとして高い注目を集め、欅坂46のこれまでのシングルには彼女がソロで歌っている楽曲もいくつか収録されてきました。
ということで、今回はそんな”てち”こと平手友梨奈さんの歴代ソロ曲を総まとめ!
てちの歴代のソロ曲はどんな歌詞や曲調なのか、彼女の歌唱スタイルなどを含め、1曲ずつご紹介していきます。
「山手線」
平手友梨奈さん初のソロ曲は「山手線」です。
ミディアムテンポな昭和歌謡曲風の懐メロサウンドが印象的なナンバー。
思春期特有の将来への不安や、周囲と比較してしまう心情などが歌詞で表現されており、ミュージックビデオではまだデビュー当時ながらも、世界観たっぷりの憂いを帯びた表情でパフォーマンスする平手さんの姿を堪能できます。
山口百恵さんや薬師丸ひろ子さんのような、80年代アイドルを思い起こさせる雰囲気なので、大人ファンなら懐かしく、若者ファンには逆に新しく聴こえるサウンドかもしれないですね♪
この「山手線」は欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリティー」のType-Aに収録されています。
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「渋谷からPARCOが消えた日」
平手友梨奈さんのソロ曲、2曲目は「渋谷からPARCOが消えた日」です。
若者の街として代表される渋谷を訪れた少女期の思い出を歌う歌詞に、山手線に続く昭和歌謡曲を思わせるロックテイストの曲調がマッチしたクールなナンバー!
タイトルにある通り、渋谷の有名ファッションビル「PARCO」がサビの中で繰り返しのフレーズとして使われており、とても耳に残ります。
ミュージックビデオでは赤のパンツスーツに身を包んだ平手友梨奈さんが力強く歌う姿が印象的。
こんな派手な衣装を着こなせし、こんな楽曲をソロでカッコよく歌えるアイドルは間違いなく平手さんくらいでしょう。
この「渋谷からPARCOが消えた日」は2016年8月10日に発売された欅坂46の2ndシングル「世界には愛しかない」のType-Aに収録されています。
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「自分の棺」
平手友梨奈さんのソロ曲、3曲目は「自分の棺」です。
「自分の棺」という衝撃的なタイトルのこの曲は、”愛や未来に絶望した女性が、自分の棺を用意して消えたい”という衝動を歌ったものになっています。
ちなみに平手さんは「棺」の字が読めなくて「自分の執事が死んでしまうの?」と勘違いしたとのこと。
(想像するとかわいい・・・キャロてち・・・!!)
しかし、改めてタイトルの意味と歌詞を見た時には、「私っぽいな」と感じたと語っています。
作詞した秋元康さんも雑誌のインタビューで「平手はよくこの場からいなくなりたいと言っている」と発言。
「自分の棺」はそのような平手さんのイメージをもとに作った曲だと言われています。
また、この曲では「決別は再生である」というメッセージを伝えたかったとも語った秋元さん。
2017年の幕張メッセで行われた欅坂46の全国ツアー最終公演のダブルアンコールでこの楽曲を披露した時には、平手さんがギターを弾くパフォーマンスも行われました。
パフォーマンスへの思いはもちろん、炎が燃え盛るというステージ演出も相まって、なんと当時平手さんは意識が朦朧としていて、無心でパフォーマンスを行ったとのこと。
いろいろと衝撃的なソロ曲ですが、まるで平手さんそのものを歌にしたようで、彼女の歴史を語る上では絶対に外せないナンバーですね。
この「自分の棺」は欅坂46の1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」Type-Aに収録されています。
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「夜明けの孤独」
平手友梨奈さんのソロ曲、4曲目は「夜明けの孤独」です。
これまでのソロ曲のイメージから一転し、アコースティックギターとオケサウンドが合体した柔らかく静かな曲調の一曲。
バックサウンドが抑えられた分、平手さんの透き通った歌声が協調され、平手さん自身の独白のようにも聞こえますよね。
歌詞では”生きるとは孤独になること”とあるように、人生に迷う主人公が強く生きていこうとする決意が描かれています。
曖昧で不安定な心情を歌った2曲のソロ曲と、決別と再生を説いた「自分の棺」を経た、新たな彼女の姿が詰まっているような、そんなイメージがこの「夜明けの孤独」にはあります。
この「夜明けの孤独」は2018年3月7日に発売された欅坂46の6thシングル「ガラスを割れ!」Type-Aに収録されています。
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「角を曲がる」
平手友梨奈さんのソロ曲、5曲目は「角を曲がる」です。
この曲は平手さんが初主演した映画『響-HIBIKI-』の主題歌に起用されているナンバーで、現時点ではまだ音源化(CD収録、配信)がされていません。
アコースティックギターとピアノを主体にした弾き語り調のメロディが印象的で、一部では語りかけるような歌い方になっていました。
「自分らしさとは何か?」と迷う主人公が夜の街をさまよい歩くような情景が浮かぶような歌詞で、映画の主人公・鮎喰響と平手友梨奈さん自身が融合したような曲だと、映画の監督である月川翔さんもコメントを寄せていました。
「夜明けの孤独」では肯定的に歌われた孤独ですが、こちらはまだ孤独の渦から抜け出せずにもがく姿が描かれており、対照的な心模様が表現される楽曲となっています。
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平手友梨奈センター曲まとめ
以上、欅坂46のセンター・平手友梨奈さんのソロ曲をご紹介してきました。
従来のアイドル像とは全く別の世界観を表現し、唯一無二の存在として君臨し続けている欅坂46。
そんな欅坂46でセンターを務める平手友梨奈さんのソロ楽曲は、彼女の持つ世界観と深くリンクしたメッセージ性の強いものばかりでした。
欅坂46のセンターとしてはもちろん、一人のアイドルとしてソロでも様々な魅力を見せてくれる平手さんを、今後も応援していきましょう。